ジャック・ホワイトのサイドプロジェクトというか新バンドか。ホワイトストライプスもまだまともに聞いたことないけど、敢えてここから入っていこうかなと。
ダークでどこかシニカルなユーモアを感じさせる世界観。クイーンズオブザストーンエイジのギタリストという事もありファズいギター。コード感がなくてリフをひたすら弾いてる感じはドゥーム、スラッジというよりはローランドSハワードっぽい（てゆーかこのバンドとバーズデーパーティの類似性があまり取り上げられてないことが意外だ）。ジャック・ホワイトのドラムもフリーキーで割と楽曲は前衛的なんだけど、手練のメンバーがやるからか一音に説得力があってポップに感じてしまう。踊る為だけの音楽でポップスである必要はないという感覚がある意味祭囃子的で神聖な感じすらする。その他イアンデューリーのようなパブロック風の楽曲もあり、何れにせよどの曲も渋い映画のサントラのような雰囲気がある。今更だけど、木下理樹はBABの頃この雰囲気を目指していたのだなと合点がいった。日本で評価される感じではないと思うけど自分は好きですね。悪酔いというか豪華な悪ふざけというか退廃的な世界観に浸れるのは魅力的。
