フールズメイトの創刊者でありSSEレーベルの創始者でもありYbo2っていう日本のアングラロックの帝王みたいなバンドをやっててオマケにくっそイケメンだった北村昌士という人物のバンド。高校生の頃アングラに傾倒しててその時買ったねえ。Amazonで1円だった。
中身はYbo2みたいなおどろおどろしいプログレではなく、普通のブルーチアーみたいなサイケロックで聞きやすかったイメージ。その頃、Mercury revとかスペースメン3とか好きだったからピッタリ来たねえ。つっても後半はゴリゴリのプログレなんだけどベースがシンプルで飽くまでハードロックって感じになってるのが特徴かな。北村昌士の線の細いボーカルのミスマッチ感はご愛嬌。生の鍵盤弾きまくる感じとか70年代前半に埋もれてそうなプログレサイケ周辺の音って感じでいいねぇ。こんなん日本では珍しいね。四人囃子とか好きな人好きそうやし、花電車とか好きな人もいけそう。canis lupusは再発されたけどこのアルバムは90年代やし希少価値も薄く再発されることも無いと思うけど隠れた良作。これに道をボーナストラックで加えたら最高やと思うけどね。買わんけど。
植物/Floraって曲特に好きね。北村氏の独特の異国情緒溢れる楽曲に乗せて穏やかに紡がれる詩情が魅力。世の中悪い奴は沢山いるけど怯えてちゃダメさみたいな歌詞すこ。
因みに次のアルバムは自分的に全然良くなかった。
