ドラゴンクエスト7リイマジンド(2026)

クリアーした。

総プレイ時間61時間

隠しダンジョン以外と闘技場は諦めた。

経験値とかズルしたけど一応与ダメ小、敵強いでクリアーできたので難易度は低め。

ラスボス戦以外苦戦はしなかった。ドラクエって4とモンスターズしかやったことないけど7リメイクが一番面白くなかったなぁ。ストーリーがどうのってよりゲーム体験として弱いかなぁ。

ムービーは良いんだけどそれと実際のプレイ画面の差があり過ぎて没入感が薄く作業感が強かった。

ムービーは超美麗なのにマップは見下ろし型だしボイスも少ない。ダンジョンも何かワクワクするような仕掛けが1個もなくてただ歩くだけ。リメイクとして低品質。3DS版はマップもバックビューだったのに何故劣化するのか。これが特別なゲーム体験となるユーザーはほぼいないだろう。ムービーで釣って売り逃げと言われても仕方ない。

原作7の方が印象に残りやすいのは確かで、鬱ゲー鬱ゲーと言われているがムービーがはいるステージ以外は作業感が強く遊びやすくなった代わりに外連味もなくなった。理想としてはHD2Dでフルボイスで出して欲しかった。因みに僕はチビィ殺したんだけど、フローラ選ぶくらい叩かれてて笑った。

ただ戦闘シーンは3DS版からかなり進化しててカッコよかった。僕が一番好きなのはとびひざげり。あれが気持ちよくて最後まで使ってた。

あと不満点は職業固有装備がない事。武闘家なのに剣で闘ったり鞭なのに斬撃系の特技使えたりそういうの萎える。キラーピアスとかはやぶさの剣とか出てくる頃にはばくれつけん使えるので全く出番がなく遊び方に幅がないのも残念だった。ドラクエ4のキラーピアス強かったなぁ。あーいうピーキーな遊びはできない。

ベスト盤を作ろう"The Pretty Things"編

ブリティッシュインベンションと言われるバンドの主要どころ(ビートルズ、ストーンズ、キンクス、フー)を聴き尽くした感があるのでマイナーどころも漁ってみた。スモール・フェイセスとプリティ・シングスで迷ってこっちにした。

プリティ・シングスの特徴はビートルズやキンクスのような美メロは期待できないもののストーンズやフーを更に暴力的にしたリズムアンドブルースを演奏していて、その破壊的な演奏から初期はガレージロックやパブロックと評されることも多い。そこから暫くサイケに傾倒し、幾度の活動停止、再開、メンバーチェンジを経てボーカルのフィル・メイが亡くなる2020年まで細々と活動を続けてきた。そこまでのキャリアがあればレジェンドとして神格化されていてもおかしくないが、時期によって音楽性が全然違うので評価が定まらずカルト的人気に留まっている。代表作はベストメンバーが揃いオリジナリティも出始めた65年作『Get the Picture?』と活動停止を目前にしチャートを狙う野心も枯れ果て退廃的な芸術に振り切った70年作『PARACHUTE』。

今回、完成度の高いパラシュートを除いた初期作と、サイケ期に資金稼ぎの為にやっていたという変名バンド、エレクトリック・バナナから選曲した。初期のワイルドなR&Bとサイケのイメージで語られがちなバンドではあるが実は実験的で先進的な音も鳴らしていたという事も取り上げれたらなと思う。因みに活動再開後の曲は全然良くないので入ってない。

以下、曲目
01.Come See Me
02.Buzz The Jerk
03.One Long Glance
04.Alexander
05.Gonna Find Me A Substitute
06.Don't Bring Me Down
07.Grey Skies
08.You'll Never Do It Baby
09.I See You
10.Love, Dance & Sing
11.Balloon Burning
12.I Love You
13.Get the Picture?
14.It'll Never Be Me
15.I Want Your Love 
16.A Thousand Ages From The Sun
17.Midnight To Six Man
18.October 26

以下、曲レビュー
01.Come See Me
この曲はバンドの7枚目のシングル。彼らの代表曲の一つだと思う。見に来い!というタイトルにライブが真骨頂の彼らのマインドが良く表れている。初期のプリティ・シングスは殆どの曲が2分弱ないし2分足らずでとってもパンク。僕がプリティ・シングスで特に好きなのはギターのディック・テイラー。少ないコードにガレージ色のつよいファズギターが乗っかるのだが、ファズかけっぱなしじゃなくてサビとギターソロだけファズなのがグランジ世代の先駆けっぽくてハイセンス。当時はエフェクターも出てきたばかりだろうしそういう使い方も珍しかったんじゃないかな。彼が抜けてから曲の尺が伸びてしまい曲の引っ掛かりになるフックもなくなってしまったように思う。
2.Buzz The Jerk
セカンド・アルバム収録曲。僕が1枚選ぶとしたらセカンドかパラシュートだな。この曲は僕の脳内リピートナンバーワン。ダムドのレパートリーにあっても全く違和感のないようなリフしか弾かないって感じのギターセンスは正にパンク。10年は時代を先取りしている。
3.One Long Glace
3rd収録。3rdと4thはサイケ期の作品なのだが正直僕はこの2枚が好きではない。何かアレンジが凝りすぎてて…プリティ・シングスはもっとエレキ一発勝負みたいな方が好き。その中でもこれを選んだのは、ukロックらしい流麗なコード感のある曲にのっかるフィル・メイの野蛮なボーカル(ここでは綺麗な声を出そうと苦心してるが)とディック・テイラーのワイルド過ぎるギターがミスマッチでその化学反応が面白いと思うからだ。
4.Alexander
バンドの運営資金のために始めたという変名バンド、エレクトリック・バナナから選曲。この曲は美メロのパンクロックで普通に名曲。これを何故プリティ・シングスでリリースしなかったのか。確かにプリティ・シングスらしいかといえば疑問なのだが普通に曲が良過ぎるだろ。実はプリティシングスよらエレクトリックバナナの方が良いと噂されるほど良曲を連発している。
5.Gonna find Me A Substitute
2nd収録曲。フィルメイのシャウトが初っ端からかっこいい。ドラム、ベース、ギターどれが主役とも言い難いみんな好き勝手やってるようで渾然一体となっている。ぐちゃぐちゃなようでギリギリの所でまとまりがあるのがプリティシングスの魅力。彼らの音楽は曲の良さで勝負していたこの時代のバンドとは一線を画し、後にパンクやオルタナの礎となったMC5やストゥージズといったバンドを連想させるバンド感を追求したものになっている。
6.Don't Bring Me Down
セカンドシングル。
1964年。この頃はまだリズムアンドブルースのフォーマットを色濃く残しているが、このリズムのヨレ方は強烈。僕がディック・テイラーの次に好きなのはドラムのヴィヴ・プリンスで、彼はフーのキース・ムーンにも影響を与えたと言われ、ステージ上での奇行でも知られる非常にユニークなドラマーだ。縦ノリじゃなくて裏拍を意識したドラムはグルーヴ感があり、尚且つおかずの入れ方が独特でプリティ・シングスのワイルドでフリーキーな魅力の大部分を担っている。アルバム2枚で脱退してしまったのが非常に残念だ。
7.Grey Skies
これもエレクトリック・バナナ。驚くほどポップ。フィルメイの掛け声(?)にセンスを感じる。ドラマーが違うとパンクじゃなくてパワー・ポップって感じになるなぁ。ディック・テイラーのワイルドなギターがギリギリのところでパワー・ポップの優等生的ダサさを回避している。
8.You'll Never Do It Baby
セカンドアルバム収録曲。これも2曲目同様リフしか弾かねぇぞって感じの厳つさがある。この曲は2曲目よりはロックンロールのマナーに則った楽曲で、その分ディック・テイラーのギターセンスを堪能できる。やはりヴィヴ・プリンスのドラムがバタバタと忙しなく楽曲のユニークさを濁し出している。
9.I See You
4thアルバム収録。一応2部構成仕立てを狙っていて、この曲がA面のラスト。この曲は4thアルバムのハイライトにあたる楽曲で、ファズギター全開のサイケデリックロックが展開されポストロックの原型って感じの壮大な楽曲。好きな人は大好物の感じでしょう。
10.Love, Dance & Sing
これもエレクトリックバナナ。ロックンロールそのままって感じの潔いタイトルが良い。クールなベースラインとディック・テイラーの冷めたリフがニューヨークパンク的な抑圧された狂気を演出している。エレクトリック・バナナは何故かドラムをキーボードィストのジョンポーヴィーが担当していて、この曲にはそのシンプルなドラムが合っている。削ぎ落とされた音が時代を先取りした感じに仕上がっている。
11.Balloon Burning
ファン人気の高い4thアルバムS.F.Sorrowから。このアルバムはサイケ全盛で独特のインド経由って感じのリフがカッコいい。この頃はトゥインクという人がドラムを叩いていて、キックが非常にタイトでかっこよく、ドラム回しもお洒落でテクニックが際立っている。この曲は珍しく4分近くあるのだが、ギターソロもかっこよく、その後またタイトなドラムのパートに戻ってくるのが気持ちよく長くても許せる。
13.I Love You
またまたエレクトリックバナナから。ペイヴメントみたいなユルパンクな楽曲。90年代のインディーバンドのアルバムに収録されてても全く驚かない。なんでこんなヒップホップを経由したみたいな緩さがこの時代に出せたのかが不思議だ。
13.Get The Picture?
名盤セカンドのタイトル曲。能天気なポップロックであるが、ギターがめっちゃ歪んでいてロックとしてバランスが取れている。
14. It'll Never Be Me
エレクトリックバナナから。ニューヨークパンクに言及したがこの曲はリズムギターがルー・リードっぽい。エレクトリック・バナナはシンプルなバンドサウンドであるが故ギターロック的な趣がある。メロディはしっかりukロックらしさがありモダンなロックンロールに仕上がっている。
15.I Want Your Love
セカンド収録曲。ヴィヴのタメ過ぎのドラムが癖になる。これがなかったら割と普通のリズムアンドブルースだからヴィヴ・プリンスの曲だな。サビ、大サビみたいな構成になっていて、そこでしっかりスピード感を演出してるから緩急が効いている。ライブで化けそうと思うのだがライブ音源が存在しないのが悲しい。
16.A Thousand Ages From The Sun
エレクトリック・バナナの曲。しっぽりしたカントリーソウルの良曲。こんな普通に良い曲も書けるんだなぁ。プリティ・シングスでは聴けない魅力。これで曲も短いし大袈裟なギターソロとか弾かないのが今っぽい。
17.Midnight To Six Man
6枚目のシングル。これも代表曲だと思う。シンプルなマージービートに独特な畳み掛けるようなコーラスが特徴。ビートルズやストーンズがロックをこねくり回してる時期にロックなんてこれで良くね?って感じのスタンスがイカす。プリティシングスはこのスタイルを貫いてたら現代での評価も違っていたかもしれない。
18.October 26
パラシュート発売後発表された活動停止前のラストシングル。目茶苦茶暗いオトナのロックで一曲目からの落差が凄い。闇落ちしたニール・ヤングをジャズ・ロック風に味付けした感じの隠れた名曲。歌詞も夢破れた諦観のようなものに満ちている。パラシュートは全編こんな感じだからどサイケな3rd4thから突然変異という印象を受けるが、エレクトリックバナナ然り元々自力のあるバンドだという事が垣間見えただけとも言える。ディック・テイラーの後任であるピート・トンプソンはシンプルなブルースギターを弾くので円熟したバンドの魅力を邪魔しない。枯れた演奏がとても美しい。

ベスト盤を作ろう"プリンス編"

ここ最近プリンスを頑張って聴いていた。

何を頑張る必要がある?でも実際、プリンスは当時その存在感を感じられた人でなければハードルの高いアーティストだと思う。

実際分かんねぇと10年くらい放置していた。

ということでベスト聴くだけでは物足りない、もうちょっと通ぶりたいというワガママな自分にに向けてお手軽裏ベストを作りました!

 

 

今回意識した事は2つ

 

ブラックミュージックに馴染みがない日本人の自分でも聴きやすいこと

 

名盤を連発していた80年代サイン・オブ・ザ・タイムズまでは除いて、それ以降に絞って名曲っぽいのをサルベージすること

 

その中でもクリスタルボール(disc1)とレインボーチルドレンとミュージコロジーはクオリティが高そう(まだ聴き込めてないが)ので除外しました

 

 

 

 

曲目

 

1.Graffiti Bridge(1990 Graffiti Bridgeより)

2.Billy Jack Bitch(1994 Gold Experienceより)

3.Shes Always in My Hair(1993 The Hits/The B-Sides)

4.Thieves In The Temple(1990 Graffiti Bridgeより)

5.Gett Off(1991Diamonds & Pearlsより)

6.Thunder(1991Diamonds & Pearlsより)

7.7(1992 Love Symbol Albumより)

8.Hello(1993 The Hits/The B-Sidesより)

9.Sex in the Summer(1996Emancipationより)

10.Chaos and Disorder(Chaos and Disorderより)

11.Race(1994 Comeより)

12.Girl(The Hits/The B-Sides1993)

13.Sexy MF(1992 Love Symbol Albumより)

14.Erotic City(1993 The Hits/The B-Sides)

15.Cream(1991Diamonds & Pearlsより)

16.Alphabet St.(1989 Lovesexyより)

17.Horny Toad(1993 The Hits/The B-Sides)

18.One Kiss at a Time(1996Emancipationより)

19.Gold(1994 Gold Experienceより) 

 

 

 

 

楽曲レビュー

 

1.Graffiti Bridge

 

自分で企画した映画のサントラとしてリリースしたアルバム、グラフィティブリッジの表題曲。プリンスってファンク、ソウル、ロックがベースにあって、どれも高クオリティなんだけどプリンスともなるとそれだけではダメで音楽で魔法がかかったような瞬間を求めてしまうのよね。プリンスともなれば良い曲は山のようにあるんだけど、今回は本当に魔法がかかったような煌めきのある曲だけをチョイスした。話を曲に戻すと、その中でもこの曲はそのマジカルな雰囲気を意図的に狙った感じがする。実際はワンコーラスのみで押し切る幕間的な楽曲で、アルバムで聴くとこれだけかって肩透かしを喰らうんだけどオープニングに持ってくると期待感が増していいんじゃないかな。

 

2.Billy Jack Bitch

 

パンチの効いたファンクを一発。この曲はゴールド・エクスペリエンスの最後の方に入っててプリンスのシングル曲の中では存在感が薄い方だと思う。それ故にこうしてトップに持ってくると新鮮な感じがするのではないかという狙い。この時期ヒップホップを取り入れまくっていて元々多彩な音楽性がさらに猥雑を極めていたが、その中でもこの曲はシンプルな構成で分かりやすいのが魅力。

 

3.Shes Always in My Hair

B面集より。そもそもこのB面集が名盤なので80年代のアルバムとこれだけだけでも十分通ぶれると思う。まぁ自分はオタクなのでもうちょっと辛抱してディグるけど。この曲は全然黒くない。ベースの濁し出すグルーヴくらいのもので、楽曲自体は全然ロック。サイケ・ポップって感じ。幻惑的なシンセとサビの捻くれたメロディにビートルズを感じる。ビートルズなんか特にただのロックを超えた音楽の魔法を体現するアーティストだけど、プリンスが黒人コミューンから飛び出して世界中にアプローチできたのはロックを自分の物にしていたからで、更にはビートルズと同じように奇想天外な発想を実現することが出来たからだ。

 

04.Thieves In The Temple

プリンスの特異な点としてこういう完全なポップスを演じきれるエンターテイナーという側面も強調しなければならない。同じ黒人のスターで常に比較の対象とされてきたのがご存知マイケル・ジャクソンだが、この曲を聴くとどうしてもRemember the Timeを思い出してしまう。そっちが大好きなのでこの曲も勿論大好き。

 

5.Gett Off

プリンスがヒップホップを本格的に取り入れ出した曲らしい。最初scarlet pussyっていう最高のファンクナンバーを入れてたんだけど流れ的にあまりにスムース過ぎてこの曲に差し替えた(この曲が入れられなくて非常に残念)。個人的にヒップホップは苦手で入れたくはなかったのだが、90年代のプリンスを語る上でヒップホップを無視する事はできないと気付いた。なのでこの一曲にプリンスの90年代の猥雑さの全て託した。リフが癖になる。

 

6.Thunder

ダイヤモンズ&パールズの一曲目。この曲が名曲なのかと聞かれると意見の分かれる所だと思うが、曲の良し悪しより面白さが勝って入れた。岡村ちゃん然り、プリンスにはこういう笑いを求めてしまう。ハードなギターとサンダーというタイトルに惑わされがちだが、曲調はThieves In The Templeのラテンのノリを引き継いでいる。

 

7.7

7曲目だから7というわけではないがShes Always in My Hairと同じくサイケなロック。こちらはあからさまにインドっぽい。ビートルズもインドで修行して強くなったが、ビートルズは個人的にプリンスにとって重要な要素だと思うのでこうした楽曲は入れておきたい。なんか煙に巻かれる感じでこの辺で一回ダレるのも乙ではないか?

 

8.Hello

B面集の一曲目。キチガイポップファンク。ファンキーでポップで天邪鬼。プリンスというアーティストをよく表した楽曲だと思う。それにしてもこのベスト全然ファンクファンクしてない

な。でも実際プリンスってどのアルバムでもファンク曲ってこれくらいの割合でしか登場しないから再現度高いと思う。

 

9.Sex in the Summer

プリンスの得意分野にソウルというのがあるけどブラックミュージックに馴染みのない自分にはあまり響かない。嫌いじゃないけど好きじゃないよって感じ。そこで変わり種のソウルを一曲。唄だけソウルでエレクトロニカにヒップホップを足したみたいな曲。非常にチルアウトで気持ちいい。

 

10.Chaos and Disorder

プリンスの中で最もロック度の高いのがこの曲。80年代のアーティストだけど歪んだギターにスクラッチとか入って完全に90年代の音。こういうのを猿真似じゃなく独自解釈で乗りこなし出る感じがかっこいい。狂騒感を俯瞰で支配してる感じのキーボードが肝。

 

11.Race

アルバムComeの隠れた名曲。全てが死ぬほどファンキー。

 

12.Girl

ひたすらチルなエレポップ。エレクトロニカとか聴いてた世代には馴染み深い音。この辺で小休止。

 

13.Sexy MF

90年代のプリンスで一番破壊力があるのはこの曲。ジェイムス・ブラウンみたいなオールドファンクを更に先鋭化させたような楽曲にラップのせて決め台詞にセクスィマザーファッカァ〜て言うだけなんだけどこれが最高にかっこいい。

 

14.Erotic City

B面集より。カミールというオートチューンで声高くしたプリンスの別人格という設定で放つ抑制の効いたポストパンク的なファンクチューン。トーキング・ヘッズ辺りがやりそう。オートチューンで声高くして女の子になりきるって神聖かまってちゃんと発想が一緒なのよね。

 

15.Cream

プリンスがロックの中で一番シンパシーを感じてたのがグラムロックだと思うけど、この曲はグラムロック路線の中で一番出来がいい。シンプルながらメロディが良い。あからさまにエロな歌詞もキャラに合っている。

 

16.Alphabet St.

俺が最初にハマったプリンスの曲。MVが良いよね。岡村ちゃんはこの全てに憧れたのだろうな。最早ファンクも一要素に過ぎずジャンルプリンスという大きなうねりの中で極上のポップスとして吐き出される感じが堪らない。

 

17.Horny Toad

B面集より。プリンス流のロカビリー。プリンスらしい安っぽいシンセとロカビリーが上手く調和していて素晴らしい。正にオモチャ箱をひっくり返したような感じだ。

 

18.One Kiss at a Time

最後の方なのでBPM落としたソウルも入れとこう。この曲はプリンスのエロ要素を前面に出ていてただのソウルという感じがしないので飽きずに聴ける。アレンジも全て官能的に仕上げていてプリンスらしさに溢れている。

 

19.Gold

大団円を迎える壮大なロックナンバー。とにかくメロディが良過ぎる。ラストのギターソロでやっぱ歴史上最も過小評価されてるギタリスト1位は伊達じゃないなと思った。

 

締め…

我ながらすんなり聴けすぎてプリンスってこんな聴きやすくて良いのかというコレジャナイ感に苛まれた。まぁ、もっと黒いファンク聴きたければブラックアルバム聴けば良いんだよ。実は最初ブラックアルバムを弄って聴きやすく改良してやろうと考えていたのだが、どの曲もあのアルバムには馴染まない事が分かり挫折した。それくらいあのアルバムはプリンスにとって異色なんだよな。あの土臭さがブラックミュージックの肝なんだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニーネ - ニーネナイン(2013)

随分前から凄いバンドやなぁと思っててやっとレンタルして本腰入れて聴いてる

なんかガチのロックンロールバンドだけどファンは歌詞と雰囲気しか興味がないサブカル野郎しかいないと思ってて…まぁライブ行ったことないから知らんけど、俺はガチのロックンロールファンやから全力で受け止めたい所存。

 

01街とリズム

先ず金がないのだろうけど音がショボい。そこはまぁ、日本という環境では金かけたら良い音で録れるという訳でもないと思うので要点さえ押さえていればいいのだろう。

前から思っていたが凄いギターだなぁ。このキャプテン・ビーフハートみたいなキチガイじみた音で、よく普通に歌い出せるなぁ。普通のバッキングとか弾かない。ルー・リードのバックバンドのハゲのリードギターだけみたいなヤバさ。その分ベースは真面目に弾いていて音も好みです。間奏のプレイとか普通にメロウで泣ける。

曲調的にはマイナーな怪しい感じで、もしこれがブランキージェットシティなら朝まで続くダンスパーティでトイレのドアを開けたら男同士がキスしてるところだけど、このバンドの場合はボーカルがカラッとした好男子的声質で、且つ歌詞も平和な感じだから曲調に引っ張られず結果的に街とリズムというタイトル通りロックンロールの雰囲気だけをスポイルした印象になっている。妙な言い回しだがそんな感じなんだ。

 

Oh!キャッチボール

この曲は打って変わってポジティブなロックンロールナンバーで単純に気持ちいい。ギターソロ良い。普通のロックンロールになっていないのはこの歌詞だろうな。バンプでもキャッチボールって曲あるよね。あれと詩の内容はあんま変わらん。知ってか知らずかそこに引っ張られてモダンに聴こえたのは良い事だろう。

 

風向き

この曲は思いっきりソウルな感じですね。唄の朴訥とした佇まいのおかげでロックの方にウェイトが傾いてるのが良い。潔い曲尺は好感が持てる。

 

約束

この作文調の歌詞がニーネらしいのだろうな。さっきも出てきたけど、作詞のスタイルは初期のバンプと近いよな。違いはバンプの場合は物語として感動させるという目的があるけど、ニーネの場合はあくまでロックンロールの枠から出ないようにしてるというロックンロール遵守の精神がある。曲調はパンク以降のロックンロールバンドって感じのスマートさがある。多分ライブじゃ盛り上がらないけどヘッドホンで聴く分には楽しい佳曲。

 

何度もの冬の嵐にも耐えて切り抜けて来た木

曲全体で情景を伝えるタイプの曲でレッド・ツェッペリンみたいな感じだけどそういった威厳はまるでない笑。間奏のしつこいブレイクで苦難の状況を表現しているところにDIY精神を感じる。こういうのがインストにならず歌を乗せてくれることに親切味を感じる。

 

ディクショナリーマン

典型的なブルース調。こういう曲調で罷り通ってる例を他に知らない。ブルースの敷居を下げてるわけでもないだろうし、やろうと思ってできるものでもない。実は魂はブルースマンなのだろう。こういう曲がなければパンクのアルバムだったなぁって感想で終わるんだけど、ロックンロールの懐の深さを見せてくれて聴き応えが出ている。

 

Heart Full of Soul

ローリング・ストーンズスタイルのミディアムロックナンバー。キース的なバッキングが気持ちいい。普通のバンドならここがアルバムのピークなのだろうが、あえてフラットなロックンロールを聴かせる事は次の曲でトドメを刺す為の布石であった。

 

どこにいても死にそうな時もあったよ

凄いタイトル。リフが先ずめっちゃ良いそれだけにやはり音質の悪さが悔やまれる。ドタドタ割って入ってくるドラムが良い。曲調的にはシンプルなパンクナンバーだけど、パンクのツボをあえて外した抜けきらないメロディーに快楽主義に陥らないロックンローラーの魂を感じる。だからこそリフが引き立つ。名曲。

 

よろこび

マイナー調のフォークロックスタイルナンバー。まぁこの曲は好きでも嫌いでもないけど、アルバムの流れとしては良い。

 

ロマンチック

若干ファンキーでしっとりした曲調で暴れるギターが際立つ。昆虫キッズみたいな後輩との親和性を感じる。そんな若さゆえの自暴自棄と言うか刹那的な雰囲気があります。シンガロングパートもあるアンセムみのある曲でラストに少しだけ色気を見せてくれました。

 

総括、、、

一言でロックンロールと言っても色んな顔を見せてくれて最後まで飽きの来ない良いアルバムでした。やはり、しっかりした下地がありつつオリジナリティを出せてるバンドはそうそういないと思う。こういうバンドが現役なの幸せなことだ。

oyaide HPC-HD25 V2

オヤイデの赤が死んだので今使っているHD25Aluminumに合わせてシルバーを買いなおした。

以前はアルミとオヤイデは合わないと書いたが、純正ケーブルの音に飽きてきたので試しに換えてみたらセッティング次第ではいけるなと思い直した笑。

純正ケーブルはローが強くHD25に比べるとアルミはそのままでもハイがクリアに出るのでバランスは良かった。でも生ドラムの音がぼやけていてそこが不満だった。オヤイデに変えるとそこが改善される。

以前この組み合わせだとギターがうるさいと書いたけミドルとハイを下げ更にベースを深めに設定するとバランスが取れた。

イコライザー弄ってて思ったんだけど、音場が広いってのはローが出てて、ミドルが少なくハイの解像度が高いことなんじゃないか?

そう考えると純正ケーブルの方が音場が広いと言える。個人的には音場の広さよりドラムの生々しさを最優先してるのでオヤイデの方が良いかな。

後やっぱり、純正ケーブルは長過ぎて邪魔だったこれに尽きる。

ベスト盤を作ろう"PIERROT"編

V系って偶に気になるバンドが出てくるんだよなぁ。

ニューウェーブやメタルというルーツに共感するのだろうか?90年代日本がまだ豊かだった時代に流行ったロックだから文化的な面白さ懐の深さも魅力的に感じるのだろう。

普段ゴリゴリのロックしか聴かない自分だけど、勿論ラルク黒夢なんかはビジュアル系とか関係なくカッコいいと思う。あとプラスティックトゥリーなんかもオルタナ好きなら聴いていても珍しくはないだろう。

だが、このPIERROTというバンドはどうだ?

多分V系ファンしか聴いてないよな。

でも自分は彼らの楽曲にとても魅力を感じている。日本の80sアンダーグラウンドのそれに近い…ニューウェーブハードコアパンクのあの危うい雰囲気…。やっぱV系の魅力ってアンダーグラウンドの音楽をオーバーグラウンドで表現する所にあると思うんだよな。彼らはその点に於いてラルクよりプラスティックトゥリーよりもっと核心に近いことをやってると思う。何より彼らの楽曲はどれもリズムがすごく練られていてノリが良い。結局ロックなんてどれだけ踊れるかに尽きる。その点でもPIERROTは稀有な才能を持ったバンドの一つだ。

今回はそういった奇妙でダークな雰囲気且つノリの良い楽曲を厳選して選んだ。他に爽やかな曲とか綺麗なバラードとかも彼らにはあるんだけど自分はそこにあまり興味はない。

曲順はこんな感じ、、

 

01.脳内モルヒネ

02.GENOME CONTROL

03.Adolf

04.MASS GAME

05.screen1 トリカゴ

06.MAD SKY-鋼鉄の救世主-

07.ゲルニカ

08.Smiley Skeleton

09.不謹慎な恋

10.パラノイア

11.クリア スカイ

12.SEPIA

13.自殺の理由

以上13曲、以下レビュー。

 

 

01.脳内モルヒネ

この曲はYouTubeで聴いて一発で気に入った。凄いユーモラスでグルーヴの際立ったバンドだなと思った。彼らの楽曲は兎に角リフが最高だ。リフだけでノリノリになれるバンドってのは良いバンドだ。それに加えこの曲はメロディも素晴らしい。この曲の衝撃が凄くてこのバンドを聴き込むきっかけになった。名曲。

02.GENOME CONTROL

ダークな曲調から始まってサビでメジャー調になって景色が開けるという手法を彼等は多用する。こういうハードコアな曲調は男の子に刺さるし、こういう堅実な演奏も好感が持てる。男子並びにロックファンにも訴えかける部分を多分に含んだバンドである事が分かる。ドラム上手いなぁ。

03.Adolf

キュアー的なダークでエキゾチックなリフからメタルに展開したりエキゾチックに戻ったりしてぐにゃぐにゃする変な楽曲。この盛り上がりきらないサビが更に奇っ怪さに磨きをかけていて、正に自分の求めていた物がここにある。このAメロの禁欲的なバッキングを後ろに弾くギターソロがまた激渋。噛めば噛むほど味がするスルメ曲。

04.MASS GAME

彼らは常に何かに怒っている感じがする。厭世的な世界観を常とするV系の中で彼らが一線を画す部分である。メタリックハードコアという感じのカッコいい楽曲。リフそのままサビを歌うのがロック。サビのメロディーもキャッチーで良い。

05.screen1 トリカゴ

この曲はモロにV系って感じ。ルナシーって感じの疾走ナンバーだけど、随所に盛り込まれる気持ち悪いエフェクトやダークな間奏が彼ららしい。

06.MAD SKY-鋼鉄の救世主-

脳内モルヒネを聴いてもっとこういう曲はないのかと探していてこの曲を見つけた時…「これだよこれっ!」ってなった。この曲は更にリフで押していて痛快。イントロのリフをそのままAメロとサビで使っているのがロックで最高だ。

07.ゲルニカ

恐らく彼らの中で最もダークな楽曲。サビでポップに開けるタイプの楽曲が彼らには多いけどこの曲は只管にダークで最高。ミドルエイトが独特だ。サビが終わったのかと思ったらいきなり勢いを落としそこから大サビに繋がる構成が見事。

08.Smiley Skeleton

ダークな前曲から彼らの中で最も美しいリフが光るこの曲で気分一新。このサビの上がっていくようで逆に落ちているようなコード感が素晴らしい。スマパンとかプラシーボとかそういう感じ。ギターソロのパートに当たる純和風な音色はもはや芸術。名曲。

09.不謹慎な恋

彼らの湿っぽい叙情性を全面に押し出した楽曲。昭和歌謡的な。清春もこういう事をやっていたけど、彼らの方がもっと器用に熟してみせる。隠れた名曲といった感じ。

10.パラノイア

レディオヘッドのような陰鬱なイントロもなんのその、分かりやすくハードコアパンクで良い。てゆーか殆ど奇形児やん笑。ADKレーベルとか好きな人にお勧めできる。

11.クリア スカイ

前曲のアンダーグラウンドな空気を爽やかなデビュー曲で解消しておこう。いや、決して一口に爽やかとは言えない。Smiley Skeltonでも感じた上がっているようで落ちているような奇妙なコード感が全編通して感じられて彼ららしさ全開。爽やかなようでどこか気持ち悪い。それが癖になる。プラシーボとか好きな人は絶対好きだよねこのバンド。逆も然り。

12.SEPIA

思いっきり初期の曲ですっていう感じの初々しさが心地良い。どストレートなV系ナンバー。この曲は別に彼等らしさがあるというわけではないけど純粋にクオリティが高い。サビが1分50秒くらいでやっと来るんだけどそこまで全く飽きないし寧ろカタルシスが凄い。凡百のバンドとのレベルの違いを見せつけられる。

13.自殺の理由

彼らのテーマソングというくらい重要な楽曲なのではないか。絶望感凄まじいリフが兎に角ヤバい。やや無理やりリフそのままサビを歌う感じはブラックサバスのアイアンマンと共通する最早ロックの様式美的なあれだろう。

HD25 ALUMINIUM ゼンハイザー

遂に買ってしまった

結局HD25が最強なのでグレードアップしたこれが最高の最強だろうと、、

 

早速HD25(オヤイデ換装済み)と音質比較

アルミは純正ケーブル(オヤイデとは相性が悪かった)

全体的に解像度が向上しました

中音域がよく出ますね

HD25はドンシャリ寄りなのでそこに中音域付け足した感じでしょうか

満遍なく音が出る分、聴き疲れしやすいというデメリットが発生したのは仕方ないか

オールジャンルいける万能機ですね

HD25も万能ではありましたが解像度に些か不満があり古いロックは苦手って感じだった

古いロックって音数少ないから音質悪いと目立つんだよね

アルミニウムはそこも問題なく鳴らせました

中音域が加わりギターがすごく綺麗に鳴りますね

繊細な音まで表現できるという感じ

HD25の時から元々得意だったテクノ、ダンスミュージックも相変わらず素晴らしい HD25特有の粘り気の強いビートを継承しています

ベースもHD25と同じく得意ですね

HD25と同じくイコライザーのかかりが良いのでジャンル毎にプリセットを用意しておくと楽しいと思う

 

逆に欠点を述べると音の立ち上がりが遅いことだな

このせいでデフトーンズとか迫力のあるロック聴く時に迫力が出ない

ああいうダイナミズムって急に音が大きくなる所にあるでしょう?その急さが無いんですよね…

ダンスミュージックとかも少しだけキレがHD25に劣るかな

この欠点をリケーブルで補う事ができれば最高なんだけど…どうなんだろう

 

総評、とても良いヘッドホン

HD25はノリノリで音楽を楽しむ感じですがこっちはじっくり聴き込むタイプのヘッドホンですね

とはいえ縦ノリの音楽も苦手というわけではなく及第点

繊細なギターワークやノイズの粒子はこっちの方が表現力は上だしね

分離の良さと解像度の高さもアドバンテージがありコーネリアスとかベックみたいな飛び道具系のアーティストも聴きやすい

あと古いロックが聴けるのは個人的にマストなので

ベースに関しては個人的に音の立ち上がりの速さは求めていないのでソウル系の音楽もこっちの方が良い

総合的に見てHD25から一万円高くても納得だと思う