2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

トマホーク ガンマンVS食人族(2015)

S・クレイグ・ザラー監督作。 原住民に攫われた妻を地元の保安官と四人で救出に行く西部劇。サム・ペキンパーみたいな男臭い世界観。一つ違うのは頼れるタフガイが一人も登場しないこと。画面の質感は昔のスターウォーズっぽい。 嘘みたいな話だが引き込まれ…

ごっこ(2015)

熊澤尚人監督、千原ジュニア主演作。もしもジュニアが芸人にならずあのまま引きこもりを続けていたらみたいな感覚で見れる映画。 ポルノスター以来の俳優としてのジュニアを観た。ジャックナイフ健在やな。 感動作かと思いきや破滅的な展開にビックリ。 ただ…

COCCO - Prom(2022)

前作から僅か一年で放たれたCOCCOの最新作。二十五年ものキャリアを持つアーティストがこの短いスパンで作品を連発しているのは驚異的だ。そしてメディアでの顔見せ封印宣言から注目度が高まった状況で放たれた本作はそれに応えるだけのクオリティを誇る名盤…

COCCO後期作品レビュー

先ず、COCCOは現役だから後期とか定義できなくて先に初期作品をレビューしたから便宜上後期としてるだけということを述べておく。でも最初の4枚が初期、シンガーソンガーからエメラルドまでが中期、それ以降って感じは個人的にする。 エメラルド(2010)★★★☆…

COCCO - きらきら(2007)

COCCO6枚目のアルバム。沖縄のスタジオで制作されこれまでで最もリラックスしたプライベートな雰囲気を持ち、且つGRAPEVINE等ゴリゴリのロックバンドと関わりの深い長田進をプロデューサーに迎えておりバンド感の強い作品になっている。アルバムの統一感とい…

COCCO - ザンサイアン(2006)

ソロとしては5年ぶりの5thアルバム。こっから全曲作詞作曲COCCOになる。なんか巨大ロボットみたいなタイトルだなぁ。初期のファンには賛否両論らしいがこれは紛れもない名盤である。この作品からCOCCOは沖縄のルーツを解禁する。それは民族音楽への保守的回…

COCCO初期作品レビュー

ブーゲンビリア(1997) 1stアルバム★★★★☆ xジャパンhide絶賛のファースト。概ねhideの寸評通り中島みゆきミーツニルヴァーナという内容。ここまでハードな内容のSSWのアルバムってそう多くはないだろう。カウントダウンとかやっぱ衝撃度高かったと思う。今…

昨夜のカレー、明日のパン(2013)

テレビドラマの脚本家木皿泉の小説。結局ドラマ化もされてるんだね。木皿泉のファンなので内容はすげえイメージしやすかった。銀杏が一本生えた家というロケーションが連ドラっぽい…流石脚本家だな。 この人の作品に触れると心洗われる…というか人間って本来…

KOTOKO

塚本晋也監督作。COCCO主演。やべーなこの映画。開始3分でもう地獄。地獄の一時間半。 斬新な新感覚ホラーとして観ると納得がいく。つまり鉄男から何も変わってないわけだが。まぁあくまで表現方法の話。 歪で無防備な作品。 それ故に冷静に考えてみると設定…

恋の門(2004)

松尾スズキ監督作。サブカルの塊やな。漫画みたいな雰囲気。敢えてそれを映画らしく直さないのがこの作品の個性か(てゆーか漫画原作なのね)。ふざけた世界観だけど、意外としっかりとした常識の上に成り立っている。漫画家とかミュージシャンとか志したこ…