塚本晋也監督作。COCCO主演。やべーなこの映画。開始3分でもう地獄。地獄の一時間半。
斬新な新感覚ホラーとして観ると納得がいく。つまり鉄男から何も変わってないわけだが。まぁあくまで表現方法の話。
歪で無防備な作品。
それ故に冷静に考えてみると設定に無理がある。
その違和感から映画的な物への飛躍を受け入れられるかがこの作品を理解する鍵やね。
笑ったらいかんけど笑っちゃう。
塚本晋也が悪いよ。絶対やってるもんなぁ笑。
どうやったらあそこまで顔ボコボコにできんねん。
「大丈夫ですよぉー」のシーンはホンマ笑う。
もうここまでくると笑っていいよな。
だってこれたまたま面白く撮れてるなら奇跡よな。扉何回も開けたり閉じたりしてって演技指導したんやろか?じゃあCOCCOもやってるよなぁ。
(てゆーかCOCCOタバコの煙で輪っか作るの上手すぎ)
とにかく刺激的だった。子供の頭吹き飛ばすシーンね。倫理的に存在してはいけない作品だよ。でもこれで救われる人もいるんだね。
ほんま闇よ。日本の闇そのものやね塚本晋也は。
こういう映画を見ないでも生きていく事は出来るけど、人間の生きている罪、人間の正体を知りたい人なら観ておく必要がある。