アメフト選手が不慮の事故で亡くなる…ところがそれは天国側の手違いやった。体はすでにこの世になく魂だけが宙ぶらりんの状態。でっ、そっから人の体に乗り移ったり色々するって話。これって今だと割とベタな設定だよね。幽遊白書とかまんまそうやし。そういうのの元祖なのかな？
画面は地味でダサいが内容がすごく面白い。特にラスト滅茶苦茶感動した。日本のドラマとかでリテイクしたらいいのにな。そこまで割とコメディータッチで来ただけに余計にラスト20分くらいがくっそ熱い。これは映画史に残るラストシーンやなぁ。とりあえず一回見てみるといい。
自分はキャラで映画を見るタイプなので最初、主人公に魅力を感じなくてこれはハズレかなと思ったけど、主人公が死んでからがすごく面白いからそこまで我慢して見てほしい。主人公の自分勝手なキャラがどんどん活きてくるし愛着が湧いてくる。主人公が常に持っているソプラノサックスも良い記号だなと思った。キャラで言えば主人公が属するチームの監督のマックスが特にいいキャラしてる。マックスがジョーの正体に気づくシーンはベタだけど良いし、ラストのジョーが完全にこの世から消えた事を理解した時の茫然自失も良い。映画が終わったあと、その先を想像させるエンディングっていいよね。これはその典型。とりあえず最初の引きが弱いので飽きないように吹き替えでみた方がいい作品だと思う。
