ジャン・ピエール・メルヴィル監督作。作品に必ずジャズを絡ませる監督というような話を聞いた。確かに音楽がかっこいい。画面もずっとかっこいい。60年代と思えない映像感覚。タルコフスキーっぽい。青白い煙に覆われたような雰囲気に黒がよく映える。ピストルとか車とか。あと主演のアラン・ドロンがめっちゃイケメン。ダンディな印象はない。おぼこい。
テーマとして男の孤独を描くという意味ではタクシードライバーに似てるかな。でもあそこまで狂ってない。
個人的に男にはワイルドにあって欲しいものだが、この作品は徹底してクール。汗一つ流さないって感じ。そこがあんまり好みじゃない。
なんかコナンの作者とかちょいイタいおっさんが好きそうなイメージ。