米津玄師の曲全部聴いたった。ロックオタクの俺が独断と偏見でベスト15を作ったので発表する。アルバム収録曲やカップリングからも広くよりすぐったので米津玄師初心者からマニアまで楽しんでもらえるランキングになっていると思う。
15位.雨の街路に夜光蟲
比較的シンプルなロックバラード。プリファブ・スプラウトみたいなロマンチシズムを感じさせるアレンジが魅力。
14位.乾涸びたバスひとつ
初期の楽曲。多分ファン人気の高い隠れた名曲的扱いの楽曲。青臭いシャウトからしてバンプやバーガーナッズのような下北系の匂いがする。初期はボカロ系のションベン臭い楽曲に混じってこうした味わい深い楽曲が混じってるから侮れない。
13位.ミラージュソング
3rdアルバムBremen収録。地味だけどこの流麗なメロディは特筆すべき点。アクの強い米津玄師の楽曲の中で一種の清涼剤的役目を果たしている。個人的にスピッツの愛のことばを彷彿とさせるメランコリックな雰囲気が気に入っている。
12位.春雷
4thアルバムBOOTLEG収録曲。2017年頃の米津玄師の調子の良さを物語る楽曲。やはりLOSERからlemonまでが米津玄師の全盛期といえるだろう。最近盛り返してきてるので次のアルバムに期待したい。
11位.花に嵐
数ある楽曲の中で最も爽やかでストレートなオルタナポップ。らしくなさ全開。リフが印象的。
10位.フローライト
米津流ファンク。割と古い曲であるが今でも十分通用するお洒落さを誇っている。サビの抜き具合がお洒落。シンプル故、ギリギリART-SCHOOLとかでもありそう。
9位.ゆめくいしょうじょ
ボカロ時代の曲のリメイクらしい。米津史上最も内省的な楽曲。people in the boxのJFK空港とか好きな人にオススメ。メンヘラになっちゃう〜。
https://m.youtube.com/watch?v=mq3t6aCbb8oちな原曲
8位.LOSER
ベタ過ぎるけどこの曲は外せないよね。ボカロというバックボーンを踏襲しつつブレイクスルーに突き抜けた米津玄師の音楽性を方向づけた一曲。
7位.アイネクライネ
米津玄師の魂そのものと言えるような楽曲。くるりで言えば東京みたいな。ライブでここぞって時にやってそう…知らんけど。
6位.Wooden Doll
2010年代日本のインディーバンドが目指してたものの究極を一発で叩き出したなという印象。やはり天才か。とりあえずオルタナ好きに薦めるならコレ。
5.ゴーゴー幽霊船
初期のボカロっぽい曲はあんまり好きじゃないんだけどこの曲に限っては別。ボカロ系特有の閉塞感が寧ろストイックでポスト・パンクっぽい音像に繋がっているしエイフェックス・ツインみのあるアレンジもいい。特にカービィのBGMみたいなチープな音のリフがいい。
4位.砂の惑星
単純に恐ろしい完成度の楽曲。lemon以降アーティストとしてどんどん洗練されていくがソングライティングはもしかしたらここがピークかもしれない。
3位.ポッピンアパシー
シングルの中で唯一アルバムに収録されてないレアな楽曲。出来が悪いというわけではなく米津玄師の実験精神が具現化したかのような異色作。ファンなら一度は聞くべき怪作。
2位.死神
米津玄師のトリッキーなソングライティングと古典芸能が合わさって高尚な芸術作品と化してる。アレンジもどんどん洗練されてきていてゆらゆら帝国みたいな域に近づきつつある。初期のファンはどう思うか知らんが米津玄師はこの曲ができてさぞ満足だったろうなというのが伝わってくる力作。
1位.Lemon
やはりこの曲の美しさは格別。初期からあった賛美歌的な要素が最も美しく現れた楽曲。音楽の才能を持て余した亡霊が愛する人を見つけてこの世に再び生を受けたかのような…アーティストとしての変遷と人間としての成長がここまでの感動をこの曲に齎しているのかもしれない。ソウルフルで無駄がない…歴史に名を残すであろう普遍的な名曲。
最後に俺の米津玄師プレイリストを載せて終わり
(因みに花に嵐が外されているのは流れ的なあれで代わりに入ってるゆめうつつはベスト10に入れてもいいくらい良い曲だけど何となく外されている)
01ゴーゴー幽霊船
02死神
03砂の惑星
04Wooden Doll
05春雷
06雨の街路に夜光蟲
07Lemon
08ゆめうつつ
09ミラージュソング
10Loser
11フローライト
12ゆめくいしょうじょ
13アイネクライネ
14乾涸びたバスひとつ
15ポッピンアパシー