MARAUDEUR - PUISSANCE 4(2021)


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https://maraudeur.bandcamp.com/album/puissance-4-2
YouTubeで見つけたドイツの4人組ポストパンクバンド。読み方わからん。https://youtu.be/9Z1a0fOV1rc

女3男1人、ギターレスのダブルベースという特異な編成ながら楽曲はそれを感じさせないポップな仕上がり。

ドイツのポストパンクと言えば真っ先に浮かぶのがパレシャンブルグ(てゆーかこれしか知らんノイバウテンはちょっと違うか…)。https://youtu.be/GI876rqao8A

パレシャンブルグの登場は本当革命的で、ポストパンクという音楽のイメージを最も純化させた音という感じで、ポストパンクの持つアヴァンギャルドな魅力をポップに転化させることに成功していて、その存在は今でも最高にオシャレで最強のインパクトを誇ってるバンドだと思うが、正直この曲しか良いのないのがたまにキズ。その点このバンドはパレシャンブルグの良いとこを引き継いで且つ曲が全部良い。ドイツのバンドにはジャーマンプログレに由来するストイックさがあってそれはポストパンクととても相性が良く、このアルバムはポストパンクのファイナルアンサーといった感じ。殆どの曲が2分ないし1分という短さでその中でもしっかり聴きどころが用意されていてポップスとして完成度の高さは驚異的。似たようなスタイルで日本にもBurghというバンドがいるがhttps://youtu.be/rZw_SjpG-O8あちらはニューヨークパンクのようなヒステリックなギターの成分が強くこちらの方がポストパンクとして純粋と言える。ポストパンクファン必聴のアルバムであるが、ポストパンクと言えば逆に完成度の低い荒い音像を好む人も多くその観点ではポップ・グループ、ディスヒート辺りが至高って感じだろう。https://youtu.be/3Gw0oF5eFeo

個人的にはポストパンクという音楽性を軸にさらにもう一歩踏み込んだ音楽として日本のEXTRUDERSを推す

https://youtu.be/PUmhzktLxEM

アンビエントからノイズまでこなすアヴァンギャルドなギターの魅力を最大限に生かしたシュールながら暖かみのある世界観はもうちょっと評価されるべきだろう。