The Kinks - Arthur, or the decline and fall of the British empire(1969)

キンクスの9枚目のアルバム。
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割と系統立てて音楽聴くほうだけどたまには適当にチョイスするのもありだな。キンクスってユーリアリーガットミーのロックな印象が強かったけど、実はこんなにサイケなんだ。この時代のバンドはビートルズと比べがち。変な曲ばっかりだけどポップスとして纏まりがあるのが良い。Australiaって曲なんてプログレに片足突っ込んでるけど、どの曲もギター1本弾き語りでもやれなくもないって塩梅が魅力だな。https://youtu.be/8FKOzZwODO8

サイケポップといえばどうしてもシド・バレットを思い出すけど、あそこまでぶっ飛んでなくて英国の匂いが強く安定したソングライティングを聴かせてくれる。それよりアレンジが素晴らしくバンドとして魅力的だ。https://youtu.be/z2GHlcwlT1Y

brain washedってロックな曲で見られるゴリっとしたリフはやっぱ魅力的でユーリアリーガットミーを彷彿とさせる。破壊的な音質を求めて新品のアンプを引き裂いたって逸話があるけど歪んだギターの音がやっぱめっちゃかっこいい。

https://youtu.be/w3R6pACsLh4

Mr.churchill saysっていう曲の中盤から始まるアラビアンな展開がくっそクールでキュアーのキリングアラブの元はもしかしてこれか?と思った。https://youtu.be/sENi53SyYHU

良曲ばっかりだけどバラードは弱いな。キンクスではどうしても切なくなれないかもしれない。