メキシコの映画。監督はミシェル・フランコ。
将来のメキシコを描いたとかいうディストピア映画。ミヒャエル・ハネケやS・クレイグ・ザラーみたいなえげつないやつ。
暴力に次ぐ暴力。略奪に次ぐ略奪。ここが日本で良かったよ。
荒んだ心の人はこれを観て一旦落ち着こう。
リアリティを追求したというか、映画的な物を構成するべき知能が使われていないのがこの作品の特徴か…。
ストーリーとか特にないし、キケンな状況に戸惑いながら流されるしかない人々をドキュメント的に描いている。普通この状況を打開すべきヒーローが現れたりそういうことがあるべきなのだがこの映画はただ人間の暴力性のみを突きつける。人間は愚かだということが嫌というほど分かる作品になっている
これが現実に起こりうるし、ウクライナではロシアと戦争をしている。
今もどこかで理不尽な理由で人が殺されてるって意識しないで生きてる全ての人々が観るべき映画だと思う。面白かないけど。
本当、働いて飯食ってウマ娘とかやってる糞して寝るだけじゃダメなんだよ人間。