ART-SCHOOL - luminous(2023)

 

やっぱりアートスクールといえばグランジ系のヘヴィでボトムの効いたロックサウンド木下理樹の繊細なボーカルが魅力だと思うんだけど、今回はあんまりそっち系の音が聴けなかったのが残念だった。まぁアートの新曲聴けるだけで最高ではある。関係ないけどサーフブンガクカマクラ完全版楽しみ過ぎる!

 

Moonrise Kingdom

戸高が今作の為にいっぱいファズを買ったとかでグシャッと潰れた音になってるんだけど、シューゲにはなってなくて疾走しちゃう感じアートやなぁ。ギターソロというより曲の1部といった感じの浮かび上がってくる戸高のギターが臨場感あって良い。

 

ブラックホールベイビー

ナンバーガールじゃんっていうベース。中尾憲太郎1人に圧倒されるギター勢がおもろい。ハードコアふうに展開したり何だかんだで良い曲になっているのは木下理樹の手腕が光っている。最後ら辺にある大サビがめっちゃいい。全盛期のアート感ある。

 

Bug

MVが作られたからリードトラックって感じかな。これもアートにしたら凝ったギターサウンドだよね。一回だけあるハードコアっぽいパートに木下理樹のロックのプライドみたいなんが詰まってて素敵。

 

Adore You

本作で一番好きな楽曲。なんて言うんだろう微妙にアートでは聞いた事ないようなビート感。ギターはネオサイケな質感。こういうリフって感じじゃないリードギターもアートじゃ珍しいよね。サビ前のらんらら言うとこのトライバルな質感も新鮮だよね。ギターソロは非常に戸高らしく安心する。

 

2AM

ネオアコの独特な跳ねるビート感再現出来ててすげえな。フローズンガールとかより好き。これを中尾憲太郎が演奏してると思ったら笑っちゃう。それぐらいなんか初々しい。

 

Teardrop

戸高久々の作曲の割に曲作るの上手いなぁ。戸高の独特のサイケ感って中毒性あるんだよなぁ。ギタリストだけあって深みのあるコードだよなぁ。スカーレットを彷彿とさせるような粘りのあるコード感。

 

I remember everything

スマパンでありナンバーガールであり紛れもなくアートスクールである笑。

 

Heart of Gold

戸高曲。フローラ感が物凄いパワーポップ。滑らかな展開で聴き心地がいい。ソロ部分がローラーコースターっぽい。

 

End of the world

絶望でも希望でもなくフワフワとした質感そのものを表現したような感じ。こういう曲ってアートでは珍しいよね。

 

In the lost & found

You以降のアートスクールってイメージ。今作で1番バンド感がある楽曲。いつものイエーっていうコーラスが聴けるけど今回は戸高がやってるらしい笑。そういう事も相まって疾走感と一体感が今作で1番ある。